tsugái eyewear debut!

今年度からグラスミュゼで紹介させていただくことになりました tsugái eyewear(つがいアイウェア)、ようやく今日を迎えることができました。

・・・それは昨年の中秋の頃、4年半ぶりに届いたメールに遡ります。

ご自分のブランドを立ち上げたら連絡をとの約束を覚えていてくださった北村拓也さんからで、眼鏡職人として鯖江とフランスの眼鏡工房で磨かれた技術に伝統工芸の技法をたっぷりと詰め込んだそれはまさに北村さんだけの眼鏡が遂に完成したとのこと。

眼鏡ももちろんですが、完成されたことと覚えていてくださったことがとても嬉しかったです。

そんな北村さんの tsugái eyewear の一番の特徴は何といっても布目象嵌(ぬのめぞうがん、なかでも京都で行われている象嵌を京象嵌というそうです)。

文字どおり”布の目”と呼ばれる溝(1mmに10本程度という大変細かいものです)を下地となる金属に手作業でつけていき、その溝を剣山にみたてて24金を埋め込み留めていく技法で、さらには漆を塗り仕上げてあります。(金属に漆を施すことができると北村さんにうかがうまで知りませんでした)

かつて刀の鍔などに使われていた技法を眼鏡にとは!

一般的な眼鏡の10倍の手間暇を注いで、基本的に北村さんがお一人で作り上げるという 「tsugái eyewear」。

伝統工芸の技法を、眼鏡という日常の相棒の姿でお楽しみいただくことにより、何気ないいつもの日々が益々豊かに潤いましたら幸せです。

1aをツーブリッジにアレンジしたグラスミュゼ別注品 / tsugái eyewear

(写真下:乾漆と呼ばれる漆の技法で作れたケースは特注品、別売りとなります)

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・・・と結んだ後に、実は今回グラスミュゼでお取り扱いさせていただくことになったもう一つが長年の構想だった

「オーダーメイドの眼鏡」。

布目象嵌を施した tsugái eyewear はもちろん、これからはアセテート生地(綿花由来のプラスティック)の眼鏡も北村さんによるハンドメイドにて承ります。

詳細は店頭にてご説明させていただきますので、ご興味がおありのお客様はどうぞお気軽にご来店ください。

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本日も誠にありがとうございました。

お出来上がりまでお時間をいただきますが、お待ちいただくひとときもまた「一目惚れ」した眼鏡を想いワクワクお楽しみいただけましたら嬉しいです。

明日も皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

yuki

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