Food love letter vol.16「シナモンシュガーがあれば」

いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロ・スパイスコーディネーターのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に日々の食をよりお楽しみいただければと始めましたFood love letter 、よかったら今月もお付き合いいただけましたら幸せです。

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年末年始の奇跡の9連休、そして3連休まで満喫された方も多いかと思います。その中にはおいしいものでちょっとカラダが重くなったかもという私のような方もいらっしゃるのでは。今日はそんなときにも甘いホットドリンクを我慢せずにお楽しみいただけるご提案です。

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【シナモンのプロフィール】

原産地:スリランカ、南インド

分類 :クスノキ科の常緑樹

和名 :ニッキ

特徴的な成分 :オイゲノール

お料理のコツ :甘いものに合うと覚えてください、カレーのおいしさUPにも

人類最古のスパイスの一つと言われ聖書にも随所に登場するほか、古代からその甘美な香りが深い愛情を示すものとして王侯貴族の間で贈られることもあったのだとか。日本では正倉院にも保存されているほか八つ橋でもお馴染みのスパイス。高価で貴重でありながら人を惹きつけてやまないのは太古の昔から変わらないようです。

【シナモンの使い方 ~増甘効果を活かしたシナモンシュガー~】

シナモンは元々、砂糖を多用したお菓子やフルーツの甘い香りと相性がいいのですが、それに加えて、より甘く感じさせてくれる効果(増甘効果)もあります。つまりシナモンを使えば実際に使用した砂糖の量よりも甘さを楽しむことができるという心強いスパイス。シナモンならではの風味も加わって美味しさもアップするので是非お楽しみください。

〈シナモンシュガーの材料と作り方〉

シナモンパウダー 大さじ2 : 砂糖(粉糖またはグラニュー糖)1カップ

丈夫なビニル袋に入れてよく混ぜ合わせ、ガラス瓶などに移して保存しておくだけ。ポイントはできるだけシナモンと砂糖の粒の大きさを揃えること。揃っていた方が混ざりやすく分離しにくいことから粉糖の方が作りやすいですが、すり鉢などを使って混ぜればグラニュー糖でもスムーズです。使い勝手やお味の好みでお選びください。

〈シナモンシュガーの使い方:例〉

・いつものコーヒーに。(ブラックよりもミルクを加えるとよりオススメ)

・いつもの紅茶に。(ストレート、ミルクティー、オレンジスライスを加えたシャリマティーにオススメ ← 2024年11月19日のFoodLoveletter15号を参照ください)

・ホットココアに。

・トーストに。(ジャムの代わりに。スライスしたバナナの上に振りかけて焼いても)

・酸味が控えめなプレーンヨーグルトに。

・焼きリンゴに。(皮付きのまま軸を除いてカットしたリンゴにふりかけてトースターへ)

今年もおいしく楽しくヘルシーに、そんなアイデアをお届けできればと思い綴ってまいりますのでお楽しみいただけたら嬉しいです。

新しく始まった皆様の1年が益々の笑顔で満たされますようお祈りしています。

スパイスコーディーネーター、野菜ソムリエ上級プロ&1級眼鏡作製技能士 秋山由季 https://quatresaisons-ltd.jp/works/