Food love letter vol.3

いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロ/フードスタイルプランナーのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に日々の食をよりお楽しみいただければと始めましたFood love letter、よかったら今月もお付き合いいただけましたら幸せです。

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9月19日号 vol.3 「ハーブ&スパイスの楽しみ方 vol.①」

1月前にはまさかこんなに暑い日が続いているなんて想像もできませんでしたが、前回テーマの”気温で楽しむトマト”のお話はご活用いただけましたでしょうか?今回はもうすぐ訪れるであろう過ごしやすい秋においしいひとときをお楽しみいただけたらと、野菜のお料理はもちろんのこと、知っていれば簡単にお料理上手になれるハーブ&スパイスの豆知識vol.① をお届けします。スーパーなどでずらり並んだ瓶を見て使ってみたかったのという方にはぜひ取り入れてみてくださいね。

【スパイス&ハーブはブレンドしてこそ!】

お料理教室など食育の現場でよくいただいたご相談のひとつに、スパイスやハーブを折角使ってみたのに香りが強すぎて食べにくかった・・・その失敗の原因として最も多かったのは、スパイス&ハーブを1種類だけ取り入れてみたという場合でした。そのため、スパイス&ハーブ使いの最重要ポイントである「ブレンド効果」をお伝えしただけで問題は簡単に解消、おいしくなったと喜んでいただけたことが印象に残っています。

〇実践のコツ

1品あたり3~4種類(以上)のスパイス&ハーブを使用するのが理想的。

ですがいきなりそんなに用意するのは面倒という方には

〚黒コショウ、白コショウ、唐辛子〛馴染みのあるこちらから1つ選んでいただき、

〚玉ネギ、にんにく、セロリ、ショウガ〛こちらの野菜の中からいくつか選んで、そこに瓶や袋入りのスパイス&ハーブを混ぜてあげればOK。なぜならこれらは全て野菜であるだけでなく、乾燥させて粒状にするなど形状を変えてはいるものの、スパイス&ハーブとしても売られている香辛料だからです。ここまでお読みいただくことでハードルがグッと下がっていたら嬉しいです。

○実践レシピ:サーモンサンド

<ハーブクリームチーズの材料>

クリームチーズ 20g(個包装のもの約1個分)

ディルウィード(セリ科のスパイス&ハーブ)ひとつまみ

黒コショウ 少々

ガーリック(瓶入りドライタイプ ☜後段で解説あり) 少々

〔作り方〕

①ハーブクリームチーズの材料を混ぜ合わせる

②①をお好みのパンに塗る。(オススメはバケット)

③②にスモークサーモンを載せて挟む(ガーリックを入れない場合は、野菜の玉ねぎをスライスして水に放ち余計な水分をオフして挟みます)

名称 :ディル

分類 :セリ科

特徴 :「魚のハーブ」といわれるくらいに魚料理にぴったり。パンやピクルスにも。

選び方:ほかのハーブと同様、ドライとフレッシュタイムどちらも市販されていますが、

ドライにはディルウィード(ディルの葉)とディルシード(ディルの種)があります。

≪とっても便利なアイテムをご紹介*ガーリック(ドライ)≫

ニンニクは好きだけれどお料理のたびに皮を剥いて刻むのはちょっと・・・という方にお勧めしたいのがスパイス&ハーブコーナーで売られているドライのニンニク。ブランドや形状によって名称が複数ありますが、1本常備するならガーリックグラニュールやガーリックコースと呼ばれる粒状のものがベストです。スパイス&ハーブは、細かくなればなるほど香りが飛ぶのが早いことからご家庭ではパウダーよりも経済的な顆粒をお勧めしています。パウダーはざらつきが気にならない反面、飛散してむせやすいという点も。いずれの場合も、フライパンなどで油に香りを移す際にはフレッシュのニンニク以上に焦げに注意してください。(ドライでは殆ど香りはしないので様子を見ながら増やしていくのがポイントです)フレッシュとドライ、どちらにもよさがありますからシーンに応じて使い分けてみてください。

おいしく楽しく召し上がって益々お健やかに素敵な秋をお迎えくださいね。

本日もご来店誠にありがとうございました。明日、9月20日(水)は定休日となっております。9月21日(木)からのご来店を心よりお待ち申し上げます。

野菜ソムリエ上級プロ、ハーブインストラクター、スパイスコーディネーター

&1級眼鏡作製技能士 秋山由季https://quatresaisons-ltd.jp/works/

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