認定眼鏡士SS ブラッシュアップセミナーへ

先週は1日お休みをいただいて認定眼鏡士SSブラッシュアップセミナーへ。お陰様でいろいろな学びとヒントをいただいてきました。

今回は、レンズのそもそもである光学から生理光学と眼鏡光学についてと、眼科医の先生から臨床現場より老眼のお話と、両眼視関連について。

老眼というと「まだまだ私は大丈夫・・・」や「とうとう・・・」というお声をよく見聞きしますが、少なくともメガネで老眼をカバーすることで進行してしまうというのは都市伝説に過ぎませんので(今回のセミナーでもそういった話題もありました)、最近ちょっと目が疲れやすいなと思われたらまずは度数チェックでご自分の見え方の現状と、対処する必要があるかどうか、どんな対処方法(選択肢)があるのかを把握されることから始められたらと思います。

特に、大人になってもメガネやコンタクトなしで遠くが見えている方の中には遠視といって、細かい字の見えずらさを30代後半あたりから感じて疲れやすい方もいらっしゃいます。(私のように)近視の場合では遠くが見えないのですぐに近視だと分かるのですが、遠視の方は日常ではなかなか気づきにくいので「1日お仕事をして疲れているのは当たり前だし・・・」等々で見落としてしまうことが多いようです。

(ちなみに、見えるけれど疲れやすいなどの原因のひとつでもある両眼視機能ついてもグラスミュゼではより快適な視生活のために測定させていただいています)

今日はだいぶ長くなりましたが、メガネで解決・緩和できる部分はメガネに助けてもらって不必要に疲れることなく快適にお過ごしいただけたらと。もちろんメガネだけで解決できることは限られていますが、これだけ進化しつづけている文明の利器があるのに使わないのはもったいない・・・と思うのです。

今日の1枚は、ふとそんなことを思っていたら思い出したお写真を。天使様から単眼鏡を授けられている様子が何とも神聖な1枚は、大好きなTRACTIONのデザイナーThierryが車を飛ばして連れて行ってくれたフランスの眼鏡産地ジュラ地方のモレ村にあるミュージアムで撮影した大切な大切な写真です。

先人から今に至るまで沢山の人々によって進化し続けているフレーム+レンズ=メガネ。私も業界に身を置く一人として、アクセサリーのように楽しみながら快適になっていただけるような「これが欲しかったの!」と言っていただける眼鏡をお作りできますようにこれからも日々研鑽に励みます。

本日は冷たい雨の中をご来店誠にありがとうございました。

皆様とってもお似合いでしたからどうぞ快適に益々素敵な日々をお過ごしくださいね。

(コロナ禍から世界中が解放されてまた現地でThierryはじめTRACTIONファミリーやlafontの皆さんに笑顔でお会いできる日を心から待ち望んでいます)

yuki

(photo: musee de la lunette * MOREL 2014)