海外仕入旅2019*TRACTION編
今日のブログは海外仕入旅より3年ぶりにうかがったフランスの眼鏡産地 Jura地方にあるTRACTIONのアトリエ&オフィス(通称:TRACTION CHURCH)への旅日誌、長編です。
最初の1枚は、ミュゼのブログではもうお馴染みの Gare de Lyon。
見間違うほどに近代的になったLyon駅。いつもどこから乗るのか迷って大変だったのに今年はびっくりするほどスムーズに確認OK!発車間際まで一刻を惜しむように駅舎とTGVの大撮影会でした。
マスタードで有名なDIJONを通り過ぎ、向かうはDOLE。2時間の特急列車の旅です。
DOLEに着くとたぶん初めての雨。
でも、お迎えにきてくれたLucas(TRACIONのマネージングダイレクター・Thierryの息子さん)の車が着く頃には気持のよい日差しが。繁忙期の真っただ中、たっぷりの笑顔でとってもありがたかったです!
小一時間もすると3年ぶりのTRACTION CHURCHが見えてきました。修道院を移築したというアトリエ&オフィスだけあって外観は正に教会です。(写真は2014より)
今年は到着が遅かったので、いきなりの宝探しタイム。この先には色彩と縦横無尽に広がるデザインで楽しませてくれるTRACTIONの眼鏡たちが待っています!
いつもは黙々と店長と私で別々に宝探しをするのですが、今年はその前にディレクターでありデザイナーでもあるThierryも一緒に。懐かしいモデルの逸話を話してくれたり、ミュゼで開催した過去のトランクショーのときのことなど思い出話もしながらのひとときは本当に幸せで大切な思い出になりました。
修道院らしく大きくて厚い木の扉を開けると美しいステンドグラスが目に入ってくるのですが、その先にはこういった現代アートが。さらりと共生している、そんな絶妙なバランス感がTRACTIONの真骨頂なのではと思っています。
時間を忘れてTRACTIONの海の中からグラスミュゼらしい眼鏡たちを探し出し、満たされた思いで外に出るととっぷり日も暮れていました。
夜は大好きなTRACTIONファミリーとのディナータイム。
白いベビー服に身を包んだ可愛い天使も一緒に!グランパ、グランマ、パパ、ママそれぞれにとってもよく似て、TRACTION CHURCHにいるときから帰るまでずっとニコニコ。まるで絵画のなかから飛び出てきたようでした(日本の赤ちゃんに比べると大きくて握力もしっかり!)
お誕生のお祝いに縁起物の大山独楽(店長の故郷の名産)を選んでみたところ、フランスにもコマのようなものがあるらしく・・・国は違えど楽しみ方も似ているようです。
瞬きするほどに早く過ぎ去った初日、今年はおとぎ話にでてくるような景色のお宿のお世話になりあっという間に迎えた朝。
帰りはThierryの運転でDOLEまでのドライブ。
立ち込める朝靄。真っ白な景色はだんだんと晴れていきましたが、9時を過ぎてもまだしばらくは遠くに残ったまま。牛を見てはJura名産のチーズであるコンテやモルビエを思い出したり、途中キャベツ畑もありました。(モルビエはTRACTIONに来てそのおいしさを知った大好きなチーズ、コンテ好きの方には是非おすすめです)
お喋りしていたらあっという間に着いてしまって、およそ1時間のドライブも体感は。。。
前回は工事中で臨時の出入り口の前で撮ってもらったのを思い出しながら、今年は正面玄関でパシャリ。
名残は尽きぬまま再びのTGVへ。
一杯ずつ落としたてのコーヒーとブリオッシュと流れていく車窓を満喫。(新幹線と同じようなイメージのワゴンで一杯ずつ淹れたてをサービスしてくれたのには驚きました。なかなか進まないのですが、でも待つ甲斐ありのおいしさです)
Gare de Lyon 、パリに到着。
3年ぶりのTRACTION CHURCHへの宝探しの旅。毎回が大切な思い出ですが、今年はより一層色濃く残る1泊2日となりました。
パリで開催された国際見本市SILMOから日本のIOFTまで今年は特にタイトスケジュールだったのですが、その忙しいなかをこうして温かく迎えてくださったTRACTIONファミリーには心から感謝しています。また、お世話になりました皆様へもどうもありがとうございました。
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長編になりましたが最後までお読みくださりありがとうございました。一昨日よりメインテーブルでご紹介しておりますおよそ100本の眼鏡たちが、こんな風に温かな時間を過ごしながらグラスミュゼまでやってきました!というイメージが少しでも伝わればと思いつづらせていただきました。1本1本が愛おしく魅力いっぱいの眼鏡たちをどうぞお手に取ってご覧いただけましたら幸せです。
本日もご来店誠にありがとうございました。お好きなお色味で選ばせていただきましたのでご一緒に日々をより楽しく快適にお過ごしいただけましたら嬉しいです。
yuki