Food love letter vol.18 野菜の日

いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日に(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に、日々の食をよりお楽しみいただければとお届けしておりますFood loveletterの特別号です。
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今日は野菜の日。多くの記念日と同じく831の語呂合わせになりますが、制定されたのは1983年(昭和58年)となかなかの歴史があります。野菜のよさを見直してもらうことを目的とした業界団体によるもので、それは野菜ソムリエ(旧ベジタブル&フルーツマイスター)が誕生するだいぶ前のことでした。それから42年、近年では気象状況も過酷になるなど野菜を取り巻く環境も大きく変わりましたが、私達にとって大切な野菜の未来が明るいことを願うばかりです。
前置きが長くなりましたが、以下に日々の食事ですぐに活かせる野菜の基礎知識をまとめてみました。情報の整理やアップデートに少しでもお役立ていただけたら嬉しいです。
【野菜とは、人間にとって、よりよく生きていくのに役立ってくれる食べ物】
○ギィギィ音を立てる自転車に油をさすとスムーズになりますよね。まさにその油(潤滑油)のイメージです。具体的には野菜から主にビタミン、ミネラル、食物繊維を得ています。(尚、野菜の水分含有量は意外と?!多く、私たちは食事からも水分摂取をしています。ゆえに欠食するとその分だけ水分補給をより意識する必要が出てきます)
【野菜とは、1日350g食べたい存在】
◯1日にどれくらい食べたらいいかは「健康日本21(第3次)」(厚生労働省)に具体的な数字(350g)が定められています。
○日々量りを持ち歩くわけにはいかないなかで、ざっくりとした目安にはなりますが、両手のてのひらをあわせて(山盛りに)載せられるぐらいが350gとも言われています。
○ネット上には、例えば写真付きで「トマト大1個でおよそ何g」、という便利なサイトもあるようですからご自分が使いやすいものを探してみられるのも一案です。
○外食などでは野菜料理1皿=およそ70g、という目安があります。(くれぐれも必ずではありません)70g×5皿=350g、とするならば野菜料理を5皿食べることができたら1日分クリアとなるわけです。(量り売りのお惣菜などを購入するときにも70g×5種類=350g=1日分クリアとイメージいただくとスムーズです)
○厳密に毎日350gを目指すと疲れてしまいますから、まずはざっくり意識するところからスタートされることをお勧めします。(毎食なにかしら野菜も食べていて、それが合計5皿あったら◎という感じからでいいのではと思っています。ポイントは気楽さです)
【緑黄色野菜+オリーブオイルがおいしく栄養効率も◎】
○切ったときに中まで色の濃い緑黄色野菜はカロテン(体内でビタミンAに)の含有量が豊富ですが、カロテンは油脂に溶けやすいことから一緒に食べると吸収しやすくなります。
→ サラダのドレッシングに油が使われているのには合理的な理由があると言うことです。
→ 例えばキッチンはさみでカットしたピーマンを、アルミ箔を敷いたトースターでそのまま両面焼いて(素焼き)、お皿に載せてからオリーブオイルと岩塩を掛けると手軽でおいしく栄養効率も◎となります。(タネのほか、白い部分を綺麗に除くとえぐみがなくなり苦手な方にもお楽しみいただけると思います。オリーブオイルはお醤油=調味料のつもりでかけてみてください)
いかがでしょうか?
ご興味のあるところだけお読みいただいても大丈夫なように書いてみたつもりですが皆様にとってよりハッピーな日々のために何かしらお役立ていただけましたら幸せです。
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グラスミュゼへ、本日もお暑い中をご来店くださり誠にありがとうございました。気に入っていただきましたフレームに快適な視界をそえて心を込めてお作りしてまいりますのでどうぞお楽しみにおまちくださいませ。
9月も店長と皆様のお越しをお待ち申し上げます。
野菜ソムリエ上級プロ、オリーブオイルソムリエ & 1級眼鏡作製技能士 秋山由季 https://quatresaisons-ltd.jp/works/