Food love letter vol.4 かぼちゃ
いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に日々の食をよりお楽しみいただければと始めましたFood love letter 、よかったら今月もお付き合いいただけましたら幸せです。
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10月も後半ですが、朝夕にはひんやりしてやっと秋らしくなってきました。秋になると何かと目にするのが”ハロウィン”。日本では楽しむためのイベントとして年々存在感を増している気がします。
そんなハロウィンと言えばかぼちゃということで、今日はかぼちゃのプロフィールと豆知識、そしてとっても簡単なレシピを2つご紹介します。かぼちゃと相性のいいスパイス紹介では、おいしく砂糖を減らすテクニックも。最後までお楽しみいたき少しでもお役に立ちましたら幸せとです。
【かぼちゃを知ってもっと楽しもう♪】
品目名:かぼちゃ
属性 :ウリ科
特性:実は夏野菜。(収穫してから寝かせておいしくしたものがお店に並んでいます)
選び方:カットしたものでは種がぷっくり太っていて詰まっているものが◎。丸々1個ではヘタの部分がしっかり乾いているものを。
保存方法:カットしたものでは種とワタを除いてからラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ。丸々1個の場合は冷暗所でそのまま保存可能です。
≪かぼちゃの豆知識≫
かぼちゃは大きく3つに分類することができます。
〇西洋カボチャ : いわゆる一般的なカボチャ。甘くてホクホク。
〇日本かぼちゃ:水分が多めで煮物にすると上品な仕上がりに。外観は菊座をしています(丸ごと1個を上から見ると菊のように筋が入って美しいです)
〇ペポカボチャ:ズッキーニやコリンキーなど。かぼちゃでも生食できるのが特徴です。
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【とっても簡単なかぼちゃのレシピを2つ】
〔Recipe1:かぼちゃとナッツのくるみのサラダ〕
【材料】 作りやすい分量
・かぼち 大1/4個
・マヨネーズ 大さじ1~1と1/2
・くるみ 10片
・白コショウ 少々
【作り方】
① かぼちゃは種を除いてラップに包み、電子レンジで竹串がスーッと刺さるくらいに柔らかくなるまで加熱する。(目安:8~10分) その間にくるみを砕いておく。
② 粗熱がとれたらまだ熱いうちに皮ごと潰す。
③ ②が冷めたら残りの材料を加えてよく混ぜる。
【ポイント】
・かぼちゃは熱いうちに作業しましょう。(覚めると潰しにくくなります)
・時短を狙うなら、②以降は厚手のポリ袋に入れて進めるととってもスムーズです。
(手で潰しながらかぼちゃの感触も楽しんでください
【メモ】
・皮が気になる方は除いてもOKです。
・ピザ用チーズを載せてグラタンにリメイクしても。
〔Recipe2: かぼちゃとアーモンドのサラダ〕
【材料】 作りやすい分量
・かぼちゃ 大1/4個
・クチームチーズ 20g
・アーモンド 6粒程度
・白コショウ 少々
・シナモンパウダー 少々
・オールスパイス 少々
*クリームチーズは個包装のものが便利です(1個当たり18gの商品もありますがそちらでもOKです)
*製菓用のアーモンドダイスでもお楽しみいただけます。
【作り方】
① かぼちゃは種を除いてラップに包み、電子レンジで竹串がスーッと刺さるくらいに柔らかくなるまで加熱する。(目安:8~10分) その間にアーモンドを砕いておく。
② 粗熱がとれたらまだ熱いうちに皮ごと潰す。
③ ②が冷めたら残りの材料を加えてよく混ぜる。
【ポイント】
・かぼちゃは熱いうちに作業しましょう。(覚めると潰しにくくなります)
・時短を狙うなら、②以降は厚手のポリ袋に入れて進めるととってもスムーズです。
(手で潰しながらかぼちゃの感触も楽しんでください
【メモ】
・皮が気になる方は除いてもOKです。
【かぼちゃのお料理にオススメのスパイス:シナモン】
シナモンにもいろいろな効果がありますが、ここで注目したいのはシナモンの増甘作用です。分かりやすい例でいうとコーヒーや紅茶に砂糖を入れるとき、シナモンも加えてあげることで実際に使用した砂糖の量よりも甘く感じるというもの。風味もプラスされ食事制限がおありの方にもおいしく減糖していただきやすいスパイステクニックです。(お酒がOKな方はブランデーなどをごく少量いれていただくとスパイスも溶けやすくなり、風味もアップしてさらにおいしくなります)
今回のように砂糖を使用しないお料理の場合でも、かぼちゃ自身が持つ甘さを引き出すのに一役買ってくれるのでよかったらお試しくださいね。
(前回の、スパイス&ハーブの楽しみ方vol.①を読まれて、シナモンと一緒にどんなスパイスを使えばいいの?という方には、上記のレシピでも使用しておりますオールスパイスをお勧めします)
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食欲の秋はもちろん文化の秋、芸術の秋にスポーツの秋など・・・思い思いに素敵な秋をお過ごしくださいね。
野菜ソムリエ上級プロ、ハーブインストラクター、スパイスコーディネーター
&1級眼鏡作製技能士 秋山由季https://quatresaisons-ltd.jp/works/