Food love letter vol.17 「定番夏ごはんアレンジ*そうめん編」

いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に日々の食をよりお楽しみいただければと始めましたFood love letter 、よかったら今月もお付き合いいただけましたら幸せです。
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19日が定休日と重なるなど久しぶりのFood love letterとなりました。既にかなり暑い今夏、すぐに茹だってつるりと喉ごしのいいそうめんは作るのも食べるのも手軽でおいしいですが、だんだんと飽きてしまう方も。今回はそんな時にお役立ていただきたい定番夏ごはんのアレンジ提案です。
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〔Recipe 食べるそうめんのつゆ〕
〈4つのお勧めポイント〉
・めんつゆに野菜をプラスすることで、食感も楽しみながら栄養価をアップ。
・トマトのグルタミン酸と、そばつゆのイノシン酸(鰹だし系つゆ)またはグルタミン酸(昆布だし系つゆ)、それぞれの旨み成分の相乗効果でおいしさがアップ。
・トマト(緑黄色野菜)+エキストラバージンオリーブオイル(油)=トマトに含まれるカロテンの吸収効率をアップ。
・エキストラバージンオリーブオイルでコクをプラスすることで、さらにおいしさがアップ。
〈材料 1人分〉
トマト(大) 1/2個
キュウリ 1/2本
オクラ 3本
エキストラバージンオリーブオイル(EVO) カレースプーンに軽く1杯程度
そばつゆ 市販品の1人分(希釈用なら若干濃く作り、あとから調整するのがオススメ)
…お好みでわざびと、別途、そうめんも忘れずにご用意ください。
〈作り方〉
①トマトは粗く刻んで、キュウリは1㎝弱の角切りにする。
②オクラは電子レンジで30秒程度(600w)加熱し、粗熱がとれたら小口切りにする。
③器に①②とEVOを入れ、軽く和えてからめんつゆを加えてひと混ぜする。
備考:オクラの産毛が気になる時は粗塩を振り、こすりつけるようにしてまな板の上で転がします。
〈調理メモ〉
・③について、めんつゆよりも先にEVO(油)で和えて野菜をコーティングすることで、めんつゆの塩分により野菜の水分が流出するのを抑えます。
・トマト(大)は、ミニトマトや缶入りのカットトマトで代用OK。(実は、日本で一般的なトマトはピンク系に分類されますが、缶入りトマトは基本的に赤系です。缶入りで味が強く感じる場合には、EVOを少し増量して、蕎麦にあわせるのがオススメ。新たなおいしさをお楽しみいただけると思います)
〈食材のこと〉
トマト
ヘタが鮮やかな緑色でピンと張ったもの、全体的に赤く色まわりのいいものがオススメです。保存するときには冷やし過ぎに注意して、新聞紙で包んでから野菜室へ。トマトは夏野菜、夏が大好きで風邪をひきやすいので毛布代わりに新聞紙で包んであげましょう、と覚えてください。
エキストラバージンオリーブオイル(EVO)
オリーブの実の1番絞り果汁のイメージで、例えるならお醤油のようにサッとひと掛けするだけでコクがプラスされる優れた調味料です。加えて、ほかの油と同様に、緑黄色野菜(*1)を一緒に摂取することでカロテンの吸収効率がアップします。(サラダドレッシングの油分にはおいしさだけでなく、こういった意味があります)但し、1グラムあたり約9キロカロリーあることは他の油と一緒なので、摂り過ぎには注意してください。(いつもの油を減らして置き換えるイメージでどうぞ)保管はコンロ周辺など高熱になる場所や、臭いの強いものの側を避け、冷暗所で。空気に触れると酸化が進みおいしさもダウンすることから、開栓後は2月以内に使い切ることを目指して、できるかぎり適量サイズの購入がオススメです。鮮度のいいうちは是非とも生食していただきたいですが、風味が変わりだしたら揚げ油に使うとカラッと揚がり無駄なくお楽しみいただけます。
(*1:緑黄色野菜とはカットした時に断面までが濃色の野菜のこと。ちなみにナスのように、表面が濃色でも断面が淡色の場合は淡色野菜です)
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以上、シンプルなそうめんが華やいで、暑さで疲れたカラダにも沁みる簡単夏ごはんレシピでした。野菜とエキストラバージンオリーブオイルとの合わせ方(切ったときに断面まで濃色の野菜+油=栄養の吸収効率アップ)も覚えていただけるようになっていますので、ちょっと意識していただけたら。おいしく手軽にしっかり栄養を摂って、まだまだ暑くなりそうな今夏も元気いっぱい楽しくお過しいただけますように。
野菜ソムリエ上級プロ、オリーブオイルソムリエ
& 1級眼鏡作製技能士 秋山由季 https://quatresaisons-ltd.jp/works/