Food love letter vol.2 TOMATO

いつもグラスミュゼをご愛顧くださり誠にありがとうございます。毎月19日(食育の日)に、1級眼鏡作製技能士であり食育を生業にしてきた野菜ソムリエ上級プロのyukiから大切なお客様や業界関係者の方々など皆様に日々の食をよりお楽しみいただければと始めましたFood love letter 、よかったら今月もお付き合いいただけましたら幸せです。

野菜の王様とも言われるトマト。よくよく探すと一つのお店にいくつもの種類があることも多い野菜の代表格です。夏が大好きな夏野菜のトマトのことをちょっと深掘りすることでまだまだ続きそうな暑い日々も元気いっぱいお過ごしいただけますように。

①まずはトマトの自己紹介から。

品目名:トマト

科属:ナス科ナス属

原産地:南米(アンデス山脈付近)

特徴:一年中売っていますが夏が大好き!夏野菜です。

苦手なこと:冷やされ過ぎると冷蔵障害に。(風邪をひきやすいと覚えてあげてください)

おいしさのコツ:トマトはうまみ成分(グルタミン酸)たっぷり。サラダだけではもったいないです!煮込みなどのトマト料理にはお醤油やお味噌が隠し味に◎。

メモ:ミニトマトをお弁当に詰めるときにはヘタは除くこと。(汚れや水分が残りやすく、お弁当が傷みやすくなるので)

選び方:青々としてヘタがピンとしているものを。

保存方法:冷蔵庫の野菜室で保存。

〖Point〗 「ビニール袋に入れて」や「新聞紙に包んで」冷蔵庫へという記述を見かけることがありますが、その大きな目的は冷やし過ぎと乾燥からトマトを守るため。目的を知ることで代用できるかや、どれくらい簡略化しようかの判断もしやすくなりますので覚えておかれると便利です。

②トマトの温度に注目!~冷たいトマトも常温、加熱もそれぞれに楽しんで~

おおかたの野菜果物にはビタミン・ミネラルをはじめ水分がたっぷり。トマトでいうと90%以上は水分ですから、冷蔵庫で冷やしてから召し上がれば火照ったカラダをキュッとクールダウンできそうでまさに夏の醍醐味です。反面、職場のエアコンなどで冷え切ってしまったときには常温がオススメ。カラダのなかからさらに冷やしてしまう心配もありませんし、お好み次第ではありますが、常温でいただくことでトマトの持つ風味やお味をより堪能できる気がしています。(ミニやフルーツトマトなどの中玉は、カットせずに手でお口まで運ぶと最高です。お行儀はよくありませんがよかったら一度是非)

特売などで一度に沢山食べ頃のトマトが手に入ったときにはトマト煮込みやソテーなど加熱調理でモリモリ召し上がるのも素敵ですし、冬場においしいフルーツトマトを使ったトマト鍋は格別のおいしさとあわせて理に適ったお料理でもあります。その日の過ごされ方によって、また環境にあわせて「今夜のトマトは冷たくしようか常温か、それとも一手間かけて加熱料理か」そんな風にお考えいただくと益々お楽しみいただけるのではと思います。

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旬の野菜をおいしく楽しく召し上がって、今年の酷暑を乗り切ってくださいね。

本日も終日のご来店誠にありがとうございました。

野菜ソムリエ上級プロ & 1級眼鏡作製技能士 秋山由季

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