TRACTION PRODUCTIONS

(トラクションプロダクションズ・フランス1985)
フランスのメガネ産地であるジュラ地方にアトリエを構えるVictor Gros社(1872年)によるアイウェアブランド。トラクションを立ち上げたThierry Gros氏は外交官から業界に入った異色の経歴の持ち主。ブランド名の由来であるロサンゼルスのダウンタウン“トラクション・アベニュー”は姉が住むことから当時よく訪れていた地であり、若きアーティストが集うロスから深く影響をうけたことがうかがわれます。毎シーズン新鮮な驚きと感動をもたらしてくれるのは、対極にある様々な要素を絶妙に融合してしまう類稀なるバランス感覚。溢れる色彩と描線の妙が織りなすデザイン、その全てに共通するのは温かな土の香りであり、「豊かな生命力」であると私たちは感じています。

https://www.tractionproductions.fr

LINDBERG

(リンドバーグ・デンマーク1985)
「軽くて掛け心地のよい眼鏡が見つからない。それなら作ろう」眼鏡調整士であった創業者のポール・ヨルン・リンドバーグ氏のそんな思いから始まったLINDBERG。軽量で抜群の掛け心地に極限まで削ぎ落すことで叶えたミニマルスタイリッシュなデザインは、機能美の極みと言っても過言ではありません。ネジを使わないことから緩みようのないリムレス(フチなしメガネ)など代表的なものから、新たなヒンジ構造や素材により、確かな信頼性のもとよりファッショナブルに広がり続けるシリーズの数々。それに加えてお好きなお色味でカスタマイズできることもあり、ワンブランドとは思えないほどの選択肢の多さにも驚きます。
(グラスミュゼは LINDBERG ambassador がいる LINDBERG ACADEMY 修了店です)

https://lindberg.com

lafont

(ラフォン・フランス1979)
およそ100年前の、花の都パリのブティックからハウスブランドとして誕生して40年余り。パリの“アール・ドゥ・ヴィーヴル”(フランス人の哲学や美学に基づく心地よい生活スタイル)に根差した独自のテイストは、最初のオリジナルコレクション以降、今も確かに受け継がれています。現在のチーフデザイナー(4代目)は、その発展に大きく貢献したテキスタイルデザイナー ロランス(Madam lafont)のアシスタントを務めていた息子のトーマ氏。世界で愛されるブランドになった今でも、どこかにそっと感じる家族のぬくもりはブランドの根底にある大切な要素なのかもしれません。毎シーズン明確なテーマを設定して生み出される幅広いデザインはまさに洗練されたという一言に尽き、“楽しさ”をメガネの形にして私たちに届けてくれます。まさパリ薫るデザイン。

https://www.lafont.com/home/

AKITTO

(アキット・日本2012)
快適に見るための道具なのか、装いに華やぎを添えてくれるアクセサリーなのか・・・
そのどちらもがお顔の真ん中でひとつになり、心地よくも精緻に共存するAKITTO。ごく細部にまで尽くされたデザインとそれを実際の形にする技術の積み重ねから生まれる1本でありながら、そんな強いこだわりを感じさせないほどにサラリと洗練されていているのもデザイナー川上明仁氏の巧みさのひとつ。いつのまにかネックレスやピアスなどアクセサリーを選んでいるかのような気持ちになってしまうなど掛ける女性たちをときめかせ、ますます魅力的に引き立ててくれます。眼鏡では見ることのないカラーリングの数々もらしさのひとつ。

https://akitto.co.jp

杉本 圭

(すぎもとけい・日本)
それは“何も語らずとも眼鏡自体が語ってくれる”というように確かな技術力から生まれるもの。「物づくりとは追求すればするほど、より面白くなっていき、新たな発見もある。まだまだ、未知の部分はたくさんあるからこそ、そこに眼鏡づくりの面白さあがる」とは杉本圭氏の言葉です。一気通貫する「杉本圭」らしさのもと、さらによいものをとただひたすらに追求する姿勢が1本1本のメガネとなって誕生し続けていることは感動であり、日々を一緒に過ごすことで掛ける人の人生にも大きな刺激をもたらしてくれる、そんな存在だと感じています。”見るための道具だけではない何か”をお感じいただけるのでは。

http://www.sugimoto-kei.jp

CLAYTON FRANKLIN

(クレイトンフランクリン・日本1999)
デザインソースは“トラディショナル”という言葉を彷彿とさせる1930年代の英国より。“古いものが時代を経て新しいモノとして生まれ変わる”のコンセプトのもと、繊細かつ緻密なデザインと作り込みがなされています。奇をてらうことのない美しい描線や捻りを利かせた構造など、独自の美学が随所に。パリの国際見本市で見かけてから知ったことですが、元々は欧米をメインターゲットにしていただけあってトレンドを掴むのが早いような。トラディショナルとトレンド、どちらも押さえたところにその魅力は存在しています。

MARKUS T

(マルクスティー・ドイツ1999)
“一切のネジを使わずにロー付けも行わない“その条件のもと様々な構造を生み出し、それが独自のデザインとなっているMARKS T。部品の製造から組み立てまで全てがハンドメイドであるうえ、私たちがお店で加工する際にも工具を使うことなく手仕事で仕上げるというのもとてもユニークです。機能に裏打ちされたデザインは何とも美しいもの。指紋がつくならつきにくいメッキを、褪色するならしにくい素材を等々、課題を見つけ解決するための独自素材の開発もさることながら、新たな発見があると詳らかにしてくれる、そんなマルクス・テミング氏の人柄はデザインにも垣間見られる気がしています。

https://www.markus-t.com/en

ほか 現地買い付け品など店主の目利きで取り揃えてございます。